カードローンの選び方

カードローンの利息を比較!正しい計算で金利が安い会社をシュミレーションしよう!

女性 電卓

<はじめに>

カードローンに限らず、お金借りる時には必ず利息が発生します。その基準となるのが「金利」です。金融機関によってカードローンの金利は異なり、また借り入れる金額によって高低があります。

計画的な返済をする上で、利息をどれくらい払うのか知ることは、とても重要です。では、どのように計算すれば良いのか、知っておきたいポイントを押さえながら説明します。

1.カードローンの金利は「年利」で計算をしよう

家計

一般的に、Webサイトなどで表示されているカードローンの金利は「年利」であり、1年間つまり365日借りた時に発生する利息の割合を示しています。例えばプロミスで1年間10万円を借りて、金利は最大の17.8%が適用されたとします。単純に考えると、この場合の利息は

100,000×0.178=17,800円
となります。

では、45日で返済した場合はどうなるでしょうか。
100,000×0.178×(45/365)≒2,195円
このように、1年間の利息を365で割って実際の返済日数をかけます。

仮に同じ条件で金利がプロミス最低の4.5%であれば
100,000×0.045×(45/365)≒555円
となり、金利の高低が利息額に大きく影響することが分かるでしょう。

2.カードローンの返済方式を理解する

女性 ポーズ

ここまで紹介してきたのは、借入残高を一括で返済した場合の計算方法です。実際はほとんどのカードローンで毎月一定額を返済する「残高スライド元利定額リボルビング払い」が適用されています。難しそうな言葉ですが、これはいくつかの方式が合体したものです。

まず「リボルビング払い」とは、借入額の大小に関わらず、毎月同返済していく方式です。返済額が決まっているので、支払の目処が立てやすいというメリットがあります。

返済額の計算方法は「元金定額」「元利定額」「元金定率」「元利定率」の4種類があります。まず「定額」と「定率」の違いは月々の返済額の決め方です。残高に関係なく定額で返済するのが「定額」であり、「定率」では5%や10%など残高の一定の割合を返済します。

「元金」と「元利」は、返済額をどちらに優先して割り当てるかの違いです。「元金」であればすべて借りたお金(元金)の返済に充てられ、利息や手数料は別途支払わなければいけません。元金が早く減る反面、最初の頃は返済の負担が大きいデメリットがあります。

「元利」返済日の時点で計算した利息を先に引き、残りを元金の返済に充てる方式です。返済額は一定ですが、最初の頃は利息に持っていかれる金額が大きく、元金がなかなか減らないというデメリットがあります。借入額が多いと、いつまで経っても返済が終わりません。

特にカードローンは限度額の範囲内であれば自由に借り入れや返済が可能であり、その度に残高が変わります。そこで借入残高に応じて、月々の返済額が段階的に変わる「残高スライド方式」を付け加えているのです。以上のことから、「残高スライド元利定額リボルビング払い」はカードローンの仕組みに柔軟に対応できる返済方式と言えるでしょう。

3.残高スライド元利定額リボルビング払いの利息はどう計算したらいいの?

お金 クレジットカード

カードローンの主流である残高スライド元利定額リボルビング払いの利息は、以下の手順で計算します。

1.返済日の時点の利息を計算する
2.月々の返済額から利息を引き、残額を元金から引く
3.元金が一定額を下回ったら月々の返済額を変更する

例えばバンクイックで30万円を借りた場合で見てみましょう。条件としては、金利が最大の14.6%であり、元金が10万円減るごとに月々の返済額が2,000円ずつ減ります。今回は30万円なので、最初の返済額は6,000円です。

もし1回目の返済が借入の30日後であれば、その時点の利息
300,000×0.146×(30/365)=3,600円
月の返済額は6,000円なので、元金は2,400円減ります。

翌月分の利息を計算する時は元金が異なり
(300,000-2,400)×0.146×(30/365)≒3,571円
月の返済額は引き続き6,000円なので、元金は2,429円減り、先月よりも多くなります。

34か月(2年10か月)目の返済で元金は20万円を下回るので、35か月目は
199,967×0.146×(30/365)≒2,400円
となります。月の返済額はここから4,000円に変わるので、元金は1,600円しか減りません

4.カードローンは積極的な返済がお得

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ちなみに、このまま残高スライド元利定額リボルビング払いを続けると、完済するまで158か月(13年2か月)かかり、支払う利息の額は約24万4千円と元金8割にもなります。もし月々10,000円を返済していれば38か月(3年2か月)で完済し、支払う利息は約7万4千円です。

そう考えると生活資金に余裕があるなら、積極的に返済に回した方がお得でしょう。ほとんどのカードローンでは「追加(または臨時)返済」という形で、いつでも好きな金額を返済できます。

5.返済シミュレーションを活用する

女性 パソコン

残高スライド元利定額リボルビング払いの利息や元金の減少額を、完済までいちいち計算するのは面倒です。表計算ソフトを使う方法もありますが、関数の知識が必要でしょう。そのために多くの金融機関ではカードローン利用した場合返済シミュレーションを用意しています。

例えばプロミスの場合、借入額と返済期間から「返済金額」を、借入額と月々の返済額から「返済期間」を、返済期間と月々の返済額から「借入可能額」を割り出せます。利息を変更すれば他社から借りる時にも使えます。実際の残高スライド元利定額リボルビング払いとは金額の推移が異なりますが、大まかな目安になるでしょう。

カードローンの利息を比較!正しい計算で金利が安い会社をシュミレーションしよう!まとめ

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このようにカードローンでお金を借りる時は、金利返済方式重要なのです。事前の確認をおろそかにして、安易に借りてしまうと損をして後悔する羽目になります。

借入金額が多いほど、返済期間が長いほど、金利の差は大きくのしかかってきます。カードローンは可能な限り低金利で利用したいものです。また、月々の返済額や利息の負担を把握して、借り過ぎないように気をつけましょう

<参考URL>

プロミス
http://cyber.promise.co.jp/APE00032.html
http://cyber.promise.co.jp/Pcmain/BPB01Control;jsessionid=0001bEg1LJRdD1zL6dkpZfl5DYo:2
三菱東京UFJ銀行(バンクイック)
http://www.bk.mufg.jp/kariru/card/banquic/pdf/banq_setsumei.pdf
http://www.bk.mufg.jp/kariru/card/banquic/hensai/simulation.html
価格.com
http://kakaku.com/card-loan/article/knowledge/3.html